学生ローンは使い方によっては大変便利なものであると同時に、誤った使い方をすると大やけどをするケースもある。
特によく言われるものとして、マルチ商法などのネットワークビジネス、投資、その他詐欺的な要素を含んだ投資話などがある。
また、上記以外にも返済をしていく上で注意しなければいけない点や、申し込み時の注意事項も踏まえなければならない。
これらを全て細かく説明すると膨大な量となってしまうので、要点を押さえつつ簡潔にまとめてみたので参考にしてもらいたい。
1.申し込み時の注意事項
申し込み時に気を付ける点は、下記3点
①必要書類をチェック
学生証、免許証など不備はないか、学生証の有効期限切れを放置する学生も少なくないので、細かいところまでチェックしよう。
通学定期券などもチェック対象となる場合もあるので、定期券の有効期限切れなども確認する事。
(定期券が切れている → 学校に行っていない(学生ではない可能性がある))
②やたらむやみに何社も申し込まない
これは、短時間(短い日数の期間)に何社も申し込みをすると、借りにくくなる為である。
③年収は多目に申告する。
総量規制により、年収の3分の1までという制限があるので、収入は常識の範囲内で多目に見積もった方が良い。
2.投資話等の注意点
消費者金融利用者全般に言える事だが、儲け話の投資資金を借りる為に学生ローンを利用し、損害を被るケースが相次いでいる。
学生ローン各社においても注意を呼び掛けているので、そちらの方に耳を傾けるようにしよう。
3.支払い時の注意事項
①返済方法
返済方式は学生ローンによって異なる。
元金自由返済方式と借入金額リボルビング方式、これらの違いは理解できているか?
借入金額リボルビング方式は毎月の最低返済額は一定だが、元金自由返済方式はこれと異なる。
それぞれの返済方法をよく理解すること。
②振込み返済は、学生ローンが定めるルールに従う
学生ローンの利用者は、数万人とも言われている。
当然、同姓同名の利用者が他にもたくさんいる可能性がある。
中には、同姓同名・同生年月日もいるだろう。
このような状況で、銀行振り込みによる返済を考えてみよう。
振込み依頼人名義を名前だけにした場合、例えば名前が「スズキ イチロウ」とした場合、これだけでは個人を特定する事は不可能だ。
学生ローンでは、氏名+会員番号、氏名+生年月日等、それぞれルールを持って振込みに対する注意を促している。
それぞれルールがあると思うので、それに従って返済するようにしよう。